北海の和食 強肴(しいざかな)
懐石料理での強肴とは、煮物だそうです。
これも拡大解釈させていただき、蒸し料理にしましたw
本当の和食の職人さんから見たら「ん?」と思うかも知れません。
元洋食の人間の感覚で『鉢肴(焼き物)』、『強肴(煮物)』は、
コースの流れから言うとメイン料理の肉料理・魚料理というイメージ。
という事で、『豪華な魚料理』にしなければ!
そこで高級食材の代名詞『アワビ』!
その鮑を柔らかくなるまで圧力鍋で蒸しました!
緑茶で蒸すという事
蒸し料理といったら、中国料理には色々な調理法があります。
その中でも、例えばジャスミン茶やウーロン茶で蒸して香り付けするという手法があります。
またお茶の成分が食材を柔らかくしてくれる効果もあります。
その調理法を取り入れて和食らしい『緑茶』で蒸しました。
効果はバツグン!
柔らかく噛むほどにアワビの磯の香もしつつ、緑茶の爽やかな苦味が不必要な臭みを消してくれていました!
オモシロ食感の鮑茸も添える
鮑の食感にそっくりだから『鮑茸』と言われる程、鮑にそっくりな食材。
たしかにうまく調理したらソックリですw
これもオヤジのダジャレとお許しください。
ソースは定番の『肝ソース』
鮑の肝は旨味の宝庫!
捨てるのは言語道断!w
裏ごしした肝を昆布出汁、醤油、酒でシンプルに煮詰めてソースにしました。